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TOP > さぬき通信社 日記 > H24.7月号の「声」(コラム)
スーパーなどの生鮮食品店が自宅から遠く、徒歩での買い物に不便を
感じる「買い物弱者」が全国で約九百十万人に上るとみられることが、
農林水産省の調べで明らかとなった。
買い物弱者は、高齢化に加え、商店街の衰退やスーパーの閉店増、バ
スなどの公共交通機関の廃止が影響して軽視できない社会問題になっ
ている。
国勢調査と商業統計調査を基にした推計では、農水省調査の対象とな
る買い物弱者が香川県内で約八万人に達しているという。人口に占める
割合は8・0%。四国四県では最も低いが、全国平均の7・1%を上回
っている。
「買い物弱者」対策としては、インターネットや電話で注文を受け付
ける宅配サービスがスーパーや生協の間で広がりつつある。車両による
移動販売や、直接家を訪問して注文を聴き取るサービスもニーズが高ま
っているようだ。
知恵と工夫次第で有望な市場になる分野になるのではないだろうか。
事業者はもっと注目する必要がある。
買い物弱者の多くは高齢者。高齢者のニーズを捉えた新ビジネスが次
々と芽を出せば、地域の活性化につながる。