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TOP > さぬき通信社 日記 > H24.6月号の「声」(コラム)
「地方の時代」と言われて久しいが、権限の移譲はおろか、地方自治体は国のコロコロと変
わる政策に振り回され続けている。遅々として進まぬ改革に「国にはもう任せられない」と、焦
りと不安が渦巻いている。
最近でも、未婚率の上昇、生活保護の受給の問題など、目や耳に飛び込んでくる情報の多く
が辛いものばかり。今の日本人は、これから先の未来には希望を持てず、もはや〝希亡〟を抱
いてしまっているのかもしれない。
しかし、世の中を変えようとする動きの原動力は、やはり希望である。かの有名な坂本龍馬も、
一概には言えないが、〝諸外国に負けない強い国〟を構築する希望を抱いていたに違いない。
また、その希望は人から人へと伝わり、〝希膨〟へと変わった。変革は希望を抱く多くの人の
力で成就する。
希望から希膨へ。変革は常に地方から始まっていることは歴史が物語っている。これからの
時代は、荒波に負けないたくましい地方自治体を築けるかどうかが問われてくるだろう。まず、
自身が住む、身近な市や町のことに今一度見つめ直してみてはいかがだろうか。